期待ギャップ(?) と 期待に応え続けるビジネス

税理士法人レディング代表の木下です。

本日は、公認会計士業界の用語である「期待ギャップ」と「ビジネス」との関係を
私なりに砕いてみたいと思います!
期待に応え続ける「ビジネス」って本当に難しいなって思います。。。

 

そもそも「期待ギャップ」って何?

日本公認会計士協会HPより
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/cpainfo/student/ke_word/2007/04/post_46.html

社会の監査に対する期待と、監査人が実際に行う監査の内容にギャップがあること。
最大のギャップは、監査の目的についてである。社会は、監査の目的は不正の摘発だと思っているところがあるが、公認会計士監査の目的は「保証」なのである。何を保証するのかというと、企業が作成する財務諸表が会計の基準に準拠して正しく表示され、なおかつ重要な虚偽の記載がされていないということについてである。したがって、然るべき監査手続がとれない場合や不正があると考えられる場合には、保証はできませんという意味の意見を表明する。
たとえば、「公認会計士が見ているから倒産はしない」という誤解もある。財務諸表が正しく公認会計士が適正意見を出していても、経営業績が芳しくなければ、倒産することもありうる。

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  ↓ それでもわかりにくいので・・・砕くと・・・

世の中の人たちが監査法人(公認会計士)に対する期待は「粉飾決算などの不正摘発!」だって思われてるんですが、公認会計士が本来やるべき仕事は「不正摘発じゃないんです!」
ここって意外じゃないですか? 

新聞に不正事件の話しが出る度に「不正を見抜けなかった監査法人(公認会計士)は何をやってるんだ!」って論調で記事が書かれます。

  ↓ でも・・・

本当は決算書(財務諸表)に大きな間違い(重要な虚偽の記載)がないことを保証するだけなんです。。。???

  ↓ 何言ってるの??? って言われそうですね

公認会計士も「自分たちがプロとしてやらなければならないことをしっかりとやったら、自分たちの責任は果たした」というような意味です。
つまり、会社側からの協力を得られないとか、不正(基本的には隠されて複雑になっているものが多いし、多くはトップマターのものになります。)がされてどうにも確認しようがなかったりとか。。。

限られた時間の中で全てをチェックすることは不可能になります。
このことは公認会計士という立場からは強く理解していただきたいことなんです!

  ↓ でも・・・

世の中の人は、監査法人(公認会計士)は不正を見つける仕事って思われてますので、不正を見つけられなく会社に大損害が生じると・・・それを見つけられなかった監査法人(公認会計士)は何をやってるんだ! って話しになっちゃいます。

  ↓ そうすると・・・

監査法人(公認会計士)に対して期待(不正を見つけてくれる)していたものが、一気に崩れ落ちちゃう訳です。

世の中の人の期待(不正を見つけてくれ!) ≠ 監査法人(公認会計士)の本来の仕事

  ↓ 要は・・・

これがすれ違っちゃってる訳です(これが 期待ギャップ です)
このままじゃ監査法人が適正だ!って言っている意見を見たって誰も信用してくれなくなっちゃいます。

  ↓ そこで・・・

①監査法人(公認会計士)の本来の仕事を理解してください!ってことの啓蒙活動をする!

公認会計士業界からのお願いです。
上記HPの記載もそのようなものです。

 

②世の中の期待に応える!

このままじゃ監査法人のやったことを全く信用されなくなっちゃうので、がんばって期待に応えよう!
でも、やり過ぎると会社側の立場(作る側の立場)になってしまいチェックマンとしての機能を果たせなくなっちゃいます。
期待に応えすぎることはチェックマンとしての立場的に難しいのです。
自分で作ったものを自分が作っても信用力という点では厳しいですよね・・・
前回の代表ブログでも少し書きましたが、ある監査法人ではAIを用いた監査技法で自分たちができることをもっと増やしていこうという試みがありましたが、これは世の中の期待に応えようとする現れです。

 

だから、不正事件が出て監査法人が見つけられない度に、公認会計士としてのやるべき仕事は増えていきます! つまり、もっと期待に応えなきゃダメだ! ってことなんです。

公認会計士協会も本当にがんばってやっています。監査法人も本当にがんばってやっています。
期待に応えるために、身を削ってやるしかないんです。。。
私自身はあまり公認会計士監査をやりませんが、個人的に本当に大変な仕事だと思っています。
だからこそ、社会的意義があるんだと思います。

 

ビジネスとして捉えると・・・

さて、この状況(期待ギャップが生じている状況)を
士業と呼ばれる専門家以外の一般事業会社(製造業、卸売業、小売業、サービス業など)に置き換えると、
どうなるでしょうか・・・

   ↓ そんなの簡単です。。。

世の中の期待に応えられなければ、支持されず倒産に向かうだけです・・・

   ↓ だから・・・

やるべきことはただ1つ!

②世の中の期待に応える!

たった、これだけです!

 

だから競争が生まれ、活性化して、よりよいものがドンドン表に出てくるんです。

裏を返せば、今ある製品・サービスはあっという間に陳腐化するんです。

 

それに気付けた経営者だけが生き残る時代があっという間にやってくるんでしょうね。。。

 

ビジネスマンはお客様満足度を高め続けていかなければならない

それが、経営者であっても従業員であってもです。
従業員にそれを意識付させ巻き込んだ経営者は本当に素晴らしいと思います。

これが私なりの結論です。

代表:木下勇人

税理士法人レディング 代表: 木下 勇人

愛知県津島市出身、愛知県立旭丘高校、南山大学経営学部卒業。
2003年監査法人トーマツ名古屋事務所 ファイナンシャルソリューションズ部(相続事業承継の専門部隊)に配属され、法定監査に従事しつつも上場会社オーナー、上場会社級の非上場会社オーナーファミリーの事業承継対策に専門的に従事。
2009年名古屋で唯一の相続専門税理士法人を設立し、不動産オーナーを中心とする個人富裕層に対する不動産・財産コンサルティング、自社株問題を抱えるオーナー社長への事業承継コンサルティングを中心に業務を展開。生前対策相談は年間200件を超え、様々なジャンルの相談に対応可能。税理士としての立場はもちろん税理士の枠を超えたコンサルティングには定評があり相続コンサルタントしても鋭意活動中。
顧客の本当の要望をしっかりと引出し、心情も踏まえたコンサルティングには定評がある。

一般社団法人全国相続鑑定協会理事。
保有資格:公認会計士/税理士/登録政治資金監査人/AFP/不動産鑑定士第2次試験合格

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